NEWS(小山/手越/増田/加藤)

ジャニーズ事務所の加藤シゲアキくんが、また小説を出しました。
読んでもないくせに「ジャニーズが小説ぅ~?」なんて言うのはやっぱ違うじゃない?
だから、ワタクシ何気に1作目のときから読んでおります。

っていうか加藤シゲアキくんといえば、好青年の印象が強かったのよ(←金八による刷り込み)
それがまさかの小説家だもんなー。
しかも1年ごとに出版してて、かなり本気度高いっぽくて好印象。

処女作『ピンクとグレー』


ピンクとグレー
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正直、途中まではジャニーズのネームバリュー使っただけかと思った。
こりゃ失敗かと。
設定がまず「芸能人の書く小説」っぽくて、売れっ子芸能人とエキストラ。
きっと書いてる加藤くん自身も、本当の自分とアイドルの間にあるギャップを抱えてるんだろうな。
まぁ最初の作品だしね、ふーん。とハードルは低め。

2作目『閃光スクランブル』


閃光スクランブル
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…また芸能界ものかいっ!
まあね、アイドル経験者だからこそ書けるリアルさもあるわけですよ

有名税とはいえ、会ったこともない人から平気で悪口を言われるって、そりゃ言われる側はこわいだろうな
やれキモイだの、劣化だの、世代交代だの。
特に今はネットでダイレクトに伝わっちゃうから、相当メンタル強くないとキツイ

わたしなんて思春期の頃、友達から「◯◯がまーちんの悪口言ってたよ」と聞かされて1週間寝込んだくらいですのに!!(笑)

いやー、芸能人も大変なのねっていう感想を抱く小説でございました。

っていうか芸能人って何?
事務所やファンがつくり出した虚像?

G力ちゃんとか、某グループで最近1位になったS原ちゃんとか、今バッシングすごいじゃない?
カメラの前では笑ってるけど、絶対本人の耳にも入ってるし、ショック受けてるよなー(´・ω・`)

3作目『Burn.』



終着点に迷いがあったかなーという感じだけど、言葉のチョイスが新鮮。
リアルとフィクションが入り混じった独特の世界。
読んだら「宮下公園 ホームレス」も検索しちゃうよね。
「ドルイド教」って言葉が出てくるあたり、小説書くためにいろんなアンテナ張ってるのが感じられたし。

3作目にしてガラリと印象が変わったので、次回作も気になって読んじゃう気がする。


ところでさ、イケメンの書く小説といえば1番に思い出すのが水嶋ヒロなんだけど。
彼の作品は最初の1冊どまりなの?

元祖イケメン小説家の水嶋ヒロは?


3年間該当者なしだったポプラ大賞の受賞者がまさかの水嶋ヒロ!
「本名で応募してたので出版社側は水嶋ヒロとは知らなかったんですよ~」
「でも賞金2000万は辞退しますよ~」
っていうんで、出来レース!!と騒がれたのが懐かしい。

KAGEROU
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実際に読んでみたけど「賞取るほどかいな?」と思ったのも事実。
逆に言えば、賞とったという先入観がなかったらフツーに面白い。
良くも悪くも「水嶋ヒロ」というネームバリューで騒がれた印象が強い。