マルティン・ルターの部屋

10月31日といえばハロウィン!
しかしこの日はハロウィンだけじゃないのだ。
マルティン・ルターが宗教改革した日でもあるのだ!
ざっくり言うと、これがきっかけでプロテスタントが生まれた。

496年前の10月31日
教会の扉に95か条の論題を貼りつけたルター
もうルターさん激おこプンプン丸だったんですっっ!

なぜ?ルターが怒った理由


当時のカトリック教会は「これ(免罪符)を買えばあなたの罪も軽くなりま~す♪」と言って免罪符を売り、それを教会の収入源としていた。
ほら、修繕費とかいろいろかかるからね。

けど、そんなんで罪が軽くなるとかどーとかなんて肝心の聖書には書いてないじゃないか!!
聖書(ラテン語)が読めないみんなを騙してるだけじゃないか!!
教会おかしいよ!!

プンプンっヽ(`Д´)ノ

そう。この時代の聖書はとても貴重で高価。
かつ市民の多くには読めないラテン語で書かれていた。
だから司祭の「聖書にはこう書かれているのであーーる!」という言葉を信じるしかなかった
それでみんな免罪符買っちゃうのね~(;´Д`)ノ


あぁ、第3者のいない閉じられたところっていつの時代も腐敗してくのね
既得権益とか、汚職とか、報道されないアレコレとか。
つい平成のニッポンとも重ねて考えてしまう。

マルティン・ルターの主張
  • キリストを信じる者は平等
  • 大事なのは聖書!
  • キリストの恵みによって救われる
    (免罪符、ダメ絶対)



これがきっかけでルター、カトリック破門。
命を狙われ、追われる身となった。

カトリック教会と国からは嫌われたけど、ルターさんに賛同する人もいて、彼らに助けてもらいながら聖書をラテン語からみんなが読めるドイツ語に翻訳したのである。


・・・ルターやるじゃん!
(*゚▽゚ノノ゙☆


ドイツ人=マジメって印象があるけど、その期待を裏切らない真面目さ。ルター。
マジメすぎるがゆえに問題提起して、権力者の怒りを買って、追われて、でも民衆のために尽くして・・・いったいどこまでマジメなんだこの男は。


でもって、プロテスタントの特にルター派の人たちは10月31日というこの日がハロウィンの影に隠れちゃってることが悔しいらしく、ルター・ボンボンという飴をつくって「Trick or treat!!」とお菓子ねだりにきた子供たちに「今日はね、宗教改革の日だよ♪」と地味に宣伝しているのだとか(笑)

たしかにルターの宗教改革って一応知ってるけど「いつ」かまでは記憶になかったもんな~
やっぱみんなお菓子の方に釣られちゃうよね(笑)