わたしが生まれて初めて盗難の被害にあったのはバンクーバーでした。

3週間弱の滞在で平日は英語を学ぶべく語学学校に通っていた。

朝、いつものようにクラスにノートとかの荷物を置いてから
家族にメールを入れるためコンピュータールームへ向かう。

そして、そろそろ授業はじまるな~とクラスに戻ると、
置いておいたはずの電子辞書が消えている。


あれ?わたし机に出しておかなかったっけ?ヽ(;´ω`)ノ

カバンの中を探すけど、やっぱりない!


えーと、コンピュータールームに持って行った?ヽ(;´ω`)ノ

  ない!!

そういえばトイレに寄ったっけ?!(´Д`;)

  ない!!
  トイレで電子辞書使う用事って何?(=◇=;)


ひぇーーーっっ 盗まれた?

先生に盗まれたみたい!と伝え、
クラスメイトのみんなも一緒に探してくれた。

しかし、ない!!


聞けば、他のクラスでも盗難があったらしく、
次の日のカフェコーナーのテーブルには「○○社の電子辞書探してます」と張り紙が。

さらに同じクラスのヨーコさんも被害に合ったことを知る。
たった2日の間に盗難被害者がゴロゴロ出てきた

彼女は電子辞書ではなかったけど、盗まれたものの中には子どもの写真も入っていて、我慢できなくてみんなの前で泣いちゃったの、と言ってたけど
そりゃ泣くね、お金で買えないものはもうどうしようもないじゃない。



後になってわかったことは、
語学学校には受付があって外部の人は受付を通るんだけど、学生のふりをすればスルーできてしまうということ。

それで外部の誰かが盗んだんじゃないかという話になり、
わたしは保険でカバーしてもらうため、被害届けを警察に出すことに。

学校側はそんなわたしたちを、英語ができないからサポートしてあげよう!とかいう気はなく、あら~かわいそうね~でおしまい。

しかたないので、わたしは友人についてきてもらって近所のポリスに突撃!
が、ここじゃダメだ、と追い返される。

悲しいかな、わたしの英語力では、どうしてここじゃダメなのかその理由がわからない。
わたしが日本人だから?
それとも、盗まれたという証拠がないから?
日本でも被害届出したことない(=どういうものかわかってない)&英語力なさすぎのわたしにとって、これは高すぎるハードルで、結局エージェントに泣きつき、さらに2カ所もの警察に行くはめになった。

ちなみにダメだった理由は、
そこが派出所(?)で被害届の受付はしていなかったから。
もう1件は管轄外だったからとのこと。


そんな苦労をして保険で戻ってきたのは半額弱くらい

盗難=お金 だけじゃない
電子辞書もそのターゲットになることを学んだ。

なんでも、日本製は売れるらしい。
学校は安全と思って完全に油断して置きっぱなしにしていたわたしも悪いが、電子辞書がないと困るような外国人のものを盗むなんてヒドイ!

おかげでその後苦労したんだからね!!ヽ(`Д´)ノ



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