この前『世界不思議発見』でトルコを特集してたのをガッツリ観ちゃってトルコ行きたくなった!

やり残したこといっぱいあるのよ~
聖母マリアの家とか、ケバブ食べ比べとか、洞窟ホテルに泊まるとか!

古代ローマ時代のトイレって?


そういえば、以前トルコのトイレについて書いたけどエフェソスには昔のトイレ跡がありました。

お隣との境は一切なし!
まぁ剣闘士とかがリアルにいたくらい大昔の公衆トイレだもの。

ローマ帝国時代 トイレ

その辺は仕方ないにしても、何がびっくりってそれがボットンじゃなくって水洗トイレだったってこと!

下を水が流れるようになっていて、汚物がちゃんと流れるの。
卑弥呼よりずっと前の時代の紀元前600年頃にそれができてたのよ!!!

海外のトイレって詰まりやすかったり水が流れなかったり、日本のトイレと比べると不便に感じることが多々ある。
ぶっちゃけ今のトイレよりこの公衆トイレの方がよっぽど快適だったんじゃないの?
実際に流れてるところは見てないけど、詰まるとか無縁でしょー!

そして、上の写真で見切れてるけど、右下に溝があるのにお気づきだろうか?
トイレの便器というかベンチというか何ていうのかわかんないけど、とにかく座るところから手を伸ばせる距離にあるこの溝にキレイな水が流れていて、用を足した後はその水でお尻を拭くのですよ。


ごめん、古代ローマ。
ワタクシちょっとナメすぎてたわ。もう完璧すぎるだろぉぉぉぉ!!
なんでそんな昔にここまで画期的なトイレシステムが完成してるの?

しかもしかもっ!
これ実際に座るとわかるんだけど、妙にお尻にフィットするのだ(爆)
長きにわたる人々のお尻によって磨き削られてきたんだろうか

すごいぜ古代ローマ! (ノ゚ο゚)ノ

悲しきトイレ暗黒時代のはじまり


調べてみたら世界の下水道歴史はかなり古く、紀元前5000年頃からはじまったと言われている。

しかし、このエフェソスに残っているような立派な公衆トイレがあったにも関わらず、ローマ帝国の衰退→暗黒の時代「中世」に突入するとともに、そのトイレ事情はガラガラと大きく狂い始める

ああ、なんてこと!。゜゜(´□`。)°゜。
時の流れとともに進化するだけでなく、退化もありえるのね、歴史って!

清潔で衛生的にもよろしい水洗ではなく、溜まったら捨てる式になったのだ。
そう、これは自分で捨てねばならない。

郊外の農村部では、汚物は肥料として使われるのだが、
肥料にしようにも畑のない都市部では…

汚物を道にポイっ。
上階から「ごめんあそばせ〜」と下にポイっ。

イヤイヤイヤ、ちょっと待ってくれ。(=◇=;)

なーんーでー?
どうして道に捨てるのよ!! 汚いじゃん!!
と、今なら誰もがツッコむであろう。

こうして、衛生状態最悪な想像するのもおぞましい汚臭漂う街が増えていった。

そりゃ伝染病も大流行するわな!
ペストとか大流行りでエライことになった時代だものね。

しかーし、そのおかげで生み出されたものもあるのが歴史のすごいところでして。
転んでもただでは起き上がらない。
まるで朝ドラの主人公のようです。

臭いから代わりに良い香りを嗅ごうぜ!→香水誕生!
汚いのは踏みたくないよね?→ハイヒール開発!

…いや、あのさ。
そういうんじゃなくてさ、根本的原因をどうにかしようよ!
どれも一時しのぎにすぎなくて、何の解決にもなってないよ!!
みなさまのそのクリエイティビティは違う方向に生かそうよ!!


すべてを知っている平成の世からそう叫んだわたしだが、
たぶん当時生きてたら「うわーナイスアイディア!」とか言ってたに違いない(笑)


ちなみにこの汚物問題、これはなにも庶民に限った話ではないのがさらに悲惨な話でして、あのベルサイユ宮殿までもがそうだったとか。(´Д⊂)
ベルサイユ宮殿におまるではない固定式のトイレができたのは、ルイ14世の時代の終わり頃だったというから、トイレ暗黒時代長すぎじゃ!

豪華絢爛な宮殿の庭も人々のブツで溢れかえっていたとかちょっと想像したくない。

昔の日本のトイレ事情


一方、我が日本における最初の下水道はというと、なんと明治!
そして本格的に普及したのは戦後というから驚きである

古代ローマに比べると出遅れた感たっぷりだが、のちのウォシュレット開発から自動洗浄機能など、今では立派なトイレ大国となった日本。

ちなみに大奥にもトイレはちゃんとあって、汚物は肥料に使われていた。
あの大森貝塚を発見したアメリカ人モースもその素晴らしきエコシステムに感動したといわれている

そんでもって驚くべきことに、それらは売買されていたのです。
…マジか!
現代の感覚から言うと他人の汚物なんぞにお金払うなんてまったく理解不能だけど、栄養のいいものを食べていた身分高めの人やお金持ちの人の汚物は肥料としての質もよく、値段も高かったのだとか。
その無駄のなさは、さすがMOTTAINAI発祥の国なだけある。



軽い好奇心で一歩足を踏み入れてみれば、世界のトイレは試行錯誤の積み重ねだったことに驚かされる。
ヨーロッパのみなさんにおいては清潔な水洗トイレの世界に戻ってきてくれてホントーによかった!
あのまま真逆に突っ走ってたら今頃どうなっていたことか!


っていうか、洋式トイレは昔も今も座るタイプだったってことにもビックリよね。